7月の初めに、高校生の女の子から児童館の公式LINEこんな相談が来ました。
『頼みたいことがあります。
明後日の日曜日にビジネス文書検定があるのですが、コロナで自粛していたので、あまり学校でパソコンの練習ができなくて…
授業でも1、2回しかやっていないので、友達に聞いてみると、大体の人は家にパソコンがあるから家で練習出来ると思う、と言っていました。
私の家はパソコンも無いので、学校の先生にも相談しましたが、イメトレしとけばなんとかなると思うよ、と言われました。
そうは言っても少し不安です。すみませんが、明日1日児童館でパソコンを1台借りて練習させていただくことはできないでしょうか?』
小学生の時から児童館っ子だった女の子。児童館の行事では司会や実行委員会をしっかりと勤めてくれる頼もしい存在でした。
中学生の時も児童館で勉強するなど困難なことも彼女の方持ち前の聡明さで乗り越えてきた子です。
困った時に、助けてと言えることの大切さ。
上記のラインを送る時にもドキドキしながら言葉を選んで書いたんだろうなぁと彼女の成長も嬉しく思います。
悩んだ時に相談できる大人がいる。家庭とも学校とも違う児童館だからこその関わり方の大切さを感じました。
児童館のパソコンで練習して!!と久しぶりに来館してもらい試験の前日に児童館で一生懸命ワードの練習をしていました。
昨日届いたメッセージがこちらです。
『18時過ぎにすみません
今日、ビジネス文書検定の結果が発表されました!
おかげさまで無事検定合格することができました
ありがとうございます!!
直接お礼を言いたかったのですが台風の事情で行けませんでした…
といぅ訳でまた今度…!
私のクラスは39名受けて5人しか合格がいませんでした
それほど難しい検定だったのであの時の練習が無かったら落ちていたと思います
本当にありがとうございました!︎︎』
涙が出るほど嬉しい報告でした。喜びが文面から溢れていました。
我が子の様に職員一同喜んでいます。
彼女が幼い時から関わりを持ち、ちいさなことから相談実績と信頼関係を築いて来た職員みんなの思いが少しずつ花を咲かせ実をつけて来たなぁ。これからも応援してあげたい。そう思います。
彼女の様に、困った時には児童館の先生に相談しよう!と思ってくれる子が一人でも多くなるようにこれからも頑張っていこう。児童館に長く勤めて良かった。
児童館の公式ラインを作ることで相談がしやすくなって良かった。そう思う出来事でした。